購入時の仲介手数料について
マンションの購入、戸建の購入・土地の購入の際、色々な専門用語、住宅ローン、金額面での交渉事、その他日頃耳にしない法律など一般の方では解らないことだらけです。
従って、殆どのお客様は、『マンションの購入、戸建の購入・土地の購入の際』、不動産業者へ仲介の依頼をする事が一般的で御座います。
しかし、不動産業者もボランティアでは無い為、お客様より仲介の依頼を受けると、物件価格に応じ仲介手数料を請求致します。
では、その不動産業者へ支払う仲介手数料額とは、どの様に決められているのでしょうか?
実は、国の法律(宅建業法)にて、不動産業者がお客様に請求できる仲介手数料は上限額が決められています。
このページでは、その仲介手数料の決まりごとを一般のお客様にも分かりやすくご説明しているページです。
より詳しくお知りになられたい方は、こちらでご確認下さい。
国土交通省
不動産業者の報酬額について。
仲介手数料の上限額の定めについて。
売買価格(消費税を含まない額) | 仲介手数料(消費税を含む) |
200万円以下の金額に対して | 5.40%以内の額【=5%+消費税】 |
200万円を超え400万円以下の金額に対して | 4.32%以内の額【=4%+消費税】 |
400万円を超える金額に対して | 3.24%以内の額【=3%+消費税】 |
※仲介手数料は消費税も含めた金額で表示されます。
従って、国土交通省の表示では、小数点以下まで細かく設定されています。
しかし、それでは分かりずらいでしょう。
従って、上記【】内にある様に【~%+税】と考える事により、誰でも分かりやすくなります。
※なお、宅建業法の定めにより、上記計算式の金額を超える事は違反ですが、下回る金額であれば不動産業者が自由に請求できます。
実際に計算してみましょ!!
200万円以下の金額。
200万円以下の場合は...5.40%【=5%+消費税】です。
例 100万円の物件を購入した場合。
100万円の仲介手数料は、54,000円税込となります。
計算式 100万円(物件価格)×5.40%=54,000円(税込)
200万円を超え400万円以下の金額。
200万円を超え400万円以下の場合...4.32%【=4%+消費税】です。
ただ、売買価格が400万円以下の場合、計算式は2層構造で考えます。
例 300万円の物件を購入した場合。
仲介手数料計算式は、300万円の内、
※200万円までが5.40%【=5%+消費税】の計算式
※残金100万円については、4.32%【=4%+消費税】が適用されます。
300万円の仲介手数料は、2つの合計金額151,200円税込となります。
計算式 200万円(物件価格)×5.40%=108,000円 税込 (A)
100万円(物件価格)×4.32%= 43,200円 税込 (B)
(A)+(B)=151,200円 税込
400万円を超える金額。
400万円を超える場合...3.24%【=3%+消費税】です。
ただ、売買価格が400万円を超える場合の計算式は、3層構造で考えます。
例 4000万円の物件を購入した場合。
仲介手数料計算式は、4000万円の内、
※200万円までが5.40%【=5%+消費税】の計算。
※200万円を超え400万円までが、4.32%【=4%+消費税】の計算。
※400万円を超える部分には3.24%(=3%+消費税)の計算となります。
4000万円の仲介手数料は、3つの合計金額1,360,800円税込となります。
計算式 200万円(物件価格)×5.40%= 108,000円 税込 (A)
200万円(物件価格)×4.32%= 86,400円 税込 (B)
3,600万円(物件価格)×3.24%=1,166,400円 税込 (C)
(A)+(B)+(C)=1,360,800円 税込
3つの計算式を使って計算なんてすごく面倒!!
従って、一般的には下記の様に簡易計算式で求めます。
仲介手数料の簡易計算式
400万円を超える金額の計算式は
仲介手数料(税込)= 売買価格の3.24% + 6.48万円
仲介手数料(税込)= 売買価格の3% + 6万円+消費税
例えば、4,000万円(税別)の物件を売買する場合、
4,000万円×3.24%+6万4,800円=136万800円の仲介手数料(税込)がかかることになります。
これは、上の正式な計算による結果と同じです。
従って、多くの不動産会社は、上記の様に簡易計算にて仲介手数料の計算をしております。
なぜとこの計算になるのと思った方へ、
こちらのページ【知っトク不動産お役立ちナビ】でご確認下さい。
ただ、お客様ご安心下さい!!