知られざるマンションの高齢化問題とは

マンションを取り巻く3つの老いについてご存知でしょうか。
1つ目はマンション自体の老朽化、2つ目は住民の高齢化。
3つ目はなんでしょうか。
実は意外に知られていないのが、管理人の高齢化だそうです。

江東区にある約160戸のマンション。
管理人の佐藤さん(仮名)が4月に72歳の誕生日を迎えて定年となった。
このマンションを管理する会社は、佐藤さんが定年を迎える1年以上前から人員を募集して、この日まで応募は無かったそうです。

都心5区の管理人の時給は1200円。しかも交通費は別。
これだけ賃上げしても、人はなかなか集まらないのだ。

一見、簡単そうな仕事と思うかもしれないが、実際には清掃、受付業務、点検・警備、報告・連絡、管理業務補助等と仕事は盛りだくさんあり「3K」のイメージが拭えない。

マンションの管理人は、60代、企業の管理職経験者というのが相場だった。

管理会社も採用開始年齢の上限を上げ、定年も延長している。また拘束時間を減らすなど、あらゆる手段を取ってきたという。

それでも人が集まらない。

住民の約半分が高齢者、さらに6%程度は認知症。
マンションの管理人の仕事は「人の命を守る」役割まで担うようになってきている。

「人の命を守る」という仕事は、重い仕事なのかも知れない。。。

コメント


認証コード9439

コメントは管理者の承認後に表示されます。