研修
本日、全日本不動産協会の研修に出席してまいりました。
研修のテーマは
「相続コンサルタントとして押さえておきたい遺言・成年後見・信託・生命保険」です。
超高齢化社会の昨今、至る所で「相続」に関するセミナーが開催させておりますが、今回の研修は一味違った内容でした。
メインテーマは「信託」についてです。
「信託」というと何やら難しそうな感じですが、要は字の通り、「信じて託す」ということです。
この様に書いてしまうと何だか簡単そうな気がしてきます。
ただ本日の講師曰く、知ったかぶりの税理士や弁護士、行政書士などが信託業務に携わってかなり問題になっているとか・・・。
また、都市銀行や地方銀行・信用金庫で開設できる信託口座も「本物」と「偽物」の口座があるとか・・・。
中途半端な付け焼刃で信託業務に関わると痛い目に合うとのことです。
逆を言えば、しっかりした知識を身に着けコンサルティングを行えば、不動産仲介手数料とは別にコンサルティングフィーをいただける分野となるとのことです。
超高齢化社会において、
・高齢者の認知症による財産の凍結(不動産を売却したくても意思確認ができなくて売却できない)
・相続発生から遺産分割協議までの間の財産凍結(所有権が確定するまで不動産を売却できない)
などの現象が多発することが容易に想像できます。
講師曰く、このような事態に陥らない様に今後「信託」の有効活用が増えていくとのこと。
本日の研修はさわり程度でしたが、かなり興味深い内容でした。
「知らないと損をする・知っていれば得をする」内容なので、もう少し深く知識を身に着けていきたいと思います。
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