お金が集まるところ

こんばんは、渡辺です。

今日はなぜか腰痛のため、病院が友達な日と化しています。

腰に注射しながらベットに横になっていて、ふと考えたことを書いてみたいと思います。

さて、何故か私は不動産業に従事しているのですが、今、何故か興味があり世界の不動産市場の価格推移などを調べています。

最近の専らの話題、東京都の舛添都知事の税金の使い道ですね。

実は東京都の年間予算は約13兆円に上り、これは、ほかの府県のおおよそ10倍 、インドネシアなどの国家予算にも匹敵します。

都は国の交付金や補助金に依存していないため、都知事はその巨額の予算の裁量権も非常に大きいとされています。

因みに今世界には約8000兆円というお金があるようです。

そして、色々な国の税金事情や金融市場、不動産事情やその変化を調べてみた結果、一定の法則があることに気づきました。

それは、「お金は、面白いところに集まり、面白くなくなると離れていく」という法則です。

例えば中国市場は良い例です。

2011年頃までは、お金が集まっては融資で膨張し、バブルを形成していきました。

マンション建設ブームがお金を呼び、お金がマンション建設ブームを呼ぶ、そしてその建設に人が駆り出される。そして都市に市場ができたわけです。

政府役人や各国家企業に務める役職のある人はマンションを買っては転売することで利殖を増やしていったわけです。

政府誘導もあり、不動産など価格が高騰し続けましたね。

が、しかしそれに見合った形での労働市場の未成熟さは整備されず賃金相場は全く付いてこなかった。

マンションが、ビルが出来るから仕事が有る、労働需要があるところに労働力は集まる構図がありました。しかし労働に見合う対価が追い付けていなかったのです。

つまり、上海など都市部に農家から集まる人々は生活アップを図って来たのですが、借家を借りるにもその高い家賃を支払うことができなかったのです。

そうなると、マンションなどの転売価格だけは高くなっていくけれど、家賃収入は少ないという状態になります。

つまりついにはマンションを高く買っても、そのオーナーは投資回収に時間がかかるようになってきました。

これは利回りが下がるということを意味し、マネーはまた中国の国外へと移動していきました。

今の日本に似ていると思いませんか。

海外マネーとアベノミクスによる史上最低金利、マイナス金利でマンション価格が上がり続けます。しかし、それに見合った形では労働賃金は上がっていません。

それどころか、年々深刻になる非正規労働者や生活保護申請者の増加。

しかし一方で日本政府はお金を集めるため、インバウンド市場拡大に懸命になっています。
2014年に1340万人を超えた訪日外国人は、2015年は1974万人まで伸びました。
2016年に入っても訪日外国人客数は順調に伸びており、今年3月に政府は、2020年に訪日外国人客数4000万人という目標を掲げています。
しかし、我が国がこのインバウンド市場を着実に伸ばし、また個々の企業がインバウンド市場で事業拡大するには、さまざまな課題も残っていますね。

アベノミクスも中国政府もあの手この手でお金の流れを操作しようと躍起になっているわけです。
お金は面白い市場に集まってきます。しかし面白くなくなったら。

このようにお金というのは話題のところや収益性の高いところへと集まる性格があります。
しかしやがてお金の集まる事情自体が自己破壊を起こす結果となって、面白くなくなってきます。

お金は再び次の面白い居場所を探して移動していくようになります。面白い場所がなかったら安全な場所に集まって来ますね。

世界で安全な場所といえば、日本国債と円と言われています。
ということで、今は円と日本国債にお金が集まってきているわけです。

この循環によって、お金を得る人とお金を失う人とが登場します。

簡単に言えば、面白い場所を知り早くに行動する人は後から行動する人からお金を得ることができるわけです。

しかし後から行動してる人は、お金自体の集まりによって次第に自己破壊が起こり、お金が雁字搦めとなりて動くことができなくなります。

この法則を考えてみた時に、マンションなどの不動産取引、株式投資や商品先物など金融商品取引と全く同じことだと分かるわけです。

さらには事業でも同じことが言えます。

収益性の高いところ、まだ手掛けていないところなど面白そうなところにはお金がたくさん集まります。

それは顧客という意味でもそうですし、出資者という意味でもそうです。

つまり、お金というもの自体が、本質的に話題のところに集まって、そのこと自体が価格を高騰させ、さらなるお金を呼び込み、やがて去って行く。

お金の面白いところの循環ということを繰り返しているわけです。

よく考えれば当たり前のことですが、この本質に根差して行動できている企業や個人はどれほどいるでしょうか。

たいていの場合は、既に加熱したところへと参加していき、損をしています。

今の首都圏の一部のマンションバブルが良い例のように、投資目的で今から買う人はいないと思いますが、

一般の人はお金が集まっていることをメディアなどで聞きつけ買い、その後大損してしまうわけです。

その損した分というのは、加熱前に察知した人へと移動しているだけなのです。

お金というのはより上手に取り扱える人のところへとその所有者を変えて移動しているわけです。

つまりこの性質を逆利用すれば、成功へと近づきます。

具体的には、話題を作ることです。

話題を作れなければ誰よりも先に、真っ先に話題のものを知ることです

話題ができればお金は集まります。
真っ先に話題を見つけその伸びがまだこれからなのならお金は集まります。

マネーは今も世界に8000兆円、溢れています。

そして日進月歩で集まる場所を変えています。

今日の天下が、来年はゴーストタウンになることもありえるわけです。

三菱東京UFJ銀行が8日の日経新聞に「三菱UFJ銀、国債離れ 入札の特別資格返上へ」という記事が掲載され、債券市場関係者を中心に衝撃が走りました。

これによると、三菱東京UFJ銀行は国債の入札に特別な条件で参加できる資格を国に返す方向で調整に入ったそうなのです。

今まで日本の国債は安全な投資先として考えられていました。

しかしこれから先はまったくわかりません。

日本は内需によって支えられている分一定のサポートラインがあるのですが、

東証の投資家種別で見ても過半数が外国人投資家ですから、外国から見限られると例えば日経10000円とか、国内投資家の支えられるラインまでは、暴落する可能性があります。

さらに結局はグローバル時代において、外国人から見放されるということは、小さな市場になることを認めることになります。

いずれにせよ、国家レベル、業界レベル、企業レベル、人の順で、日々お金は動いています。

そして、お金は魅力ある施策を止めた瞬間に別のところへと無情にも移動していきます。

どうしたらお金の集まる面白い場所を見つけれるのか、それは、情報を集め、理解し、速やかに決断し行動に移すという一連のプロセスを上手に行う力でしょう。

情報がなければ判断ができず、情報があっても理解できなければ決断もできず、決断ができなければ行動もできない。

あなたにお金の流れは見えていますか? 集まる場所は見えていますか。その場所は集まりすぎていませんか。

お金でお金が雁字搦めとなり、動くことができなくなり始めていたら、一刻も早くお金を逃がすことを考えてください。

考えているばかりではだめです。行動に移しましょう。

消費税増税は2年半延期となりました。従いまして今は面白い時がまだ続いています。
また東京オリンピックもあり、日本への訪日外国人の数もまだ増えています。
しかし、足元ではもう変化の兆しが目白押し。

面白くないと思ったら一気に変化します。お金は正直です。
大金を扱う人も正直です。

お金はあなたを裏切らないのですから。

と思いながら、私は腰痛のため腰に注射を打ちベットに横になっているのでした。

終わり。

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